プロ意識 付加価値をつけるとは具体的には何なのか
付加価値をつけるとは具体的はどんなことだろうか。
もし、あなたの仕事が明確なマニュアルに基づいておこなわるものだけであれば
話はかんたんだ。
例えば工場のラインで働く人の場合、付加価値をつけるには、マニュアルに基づ
いて、正確にかつ素早く行うことが必要だ。歩留まりや生産性の向上というかた
ちで成果はでる。
でも、このようなマニュアルで規定される定型的な仕事が少ない場合はどうだろ
う。特に間接部門のように、直接顧客に価値を提供しない部門の場合はどう考え
ればよいのだろうか。
結論をいうと、自分の仕事を少なくするか、直接顧客に価値を提供する部門に対
して役に立つ活動を行うことが付加価値を上げることにつながる。
間接部門は会社全体から見るとコストのかたまりだ。でも、会社が会社として機
能するためには絶対必要だ。だから、必要な機能を果たし、かつコストが低いほ
うがよい。そのためには業務効率を高めるか、人員構成を変えるしかない。
人数を減らせないのであれば、効率を向上させることで生じた余裕で、役に立つ
新しい業務を行うべきである。
断じて、自分の仕事を詳細化し、管理密度を上げていくことが重要なのではない。
会社全体の付加価値の増大には、かならずしも良い影響をあたえないからだ。
だから、業務知識を深めていくだけでは、不十分ということになる。
業務効率を高めること、役に立つ新しい業務を行うことは、突き詰めると、今の
業務のありかたを見直し、会社に存在する数々の問題を発見して解決していかな
ければならないことを意味する。新しい業務は今の問題を解決するために始めら
れるものだからだ。
そのためには、問題解決に役立つマインドセットと問題解決のスキルが必要とな
る。
だから、あなたは、プロのビジネスマンとして、これを身につけることで、会社
のコストの源泉から、会社に付加価値を与える側にまわることができる。


