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ファクトベース 前提条件を確かめよう

よく言うように、「事実は一つ」だが、「真実は人の数だけある。」なぜかと言

うと、「真実」は、その人の主観によって事実が解釈されたものだからだ。

主観は、結局のところ、いくつかの評価基準や前提条件がもとに成り立っている。


例えば、「世の中金がすべて」というと言う人にとっては、すべてのものは金額

に置き換えられて評価される。そのような人が、「○○さんは立派な人だ。」と

言ったとすると、それは、「○○さんの年間所得は一億円台」とか、「○○さん

の財産は時価で評価すると数十億円に上る。」といった事実から導き出されたも

のかもしれない。


このように、われわれは、無意識のうちに、いくつかの前提を置いて判断を行っ

たり、物事を評価したりしている。


なので、たとえ、その考えや評価が、いかに事実に基づいていても、判断はひと

つとは限らない。


何も前提を置かなければ、まったく基準をもたなければ、そもそも評価すること

自体が難しく、何も決められなくなる。


したがって、評価を行う場合は、その前提や基準が妥当であるか常に意識してお

く必要がある。


グループワークやディスカッションをする場合は、参加者が同じ前提に基づいて

話しているか注意しよう。前提がずれているとまったくの時間の無駄になりかね

ない。始める前に前提の主なものを書き出すなどして意識してもらう必要がある。


客観的な事実を、徹底的に確認して、十分に吟味した前提や基準をもとに評価

を行うことは、問題解決を行ううえでもっとも重要なポイントのひとつだ。

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