ファクトベース それは事実か?
人は誰でも思い込みがある。あまりにあたり前なので、特別深く考えない、いっ
てみれば、「常識」になっている。
しかし、突き詰めて考えてみると、それが客観的証明されているわけではないこ
とが多い。
「昔からやっている方法だから。」「この業界では一般的なやり方だから。」
したがって、「このやり方が一番よい。」と思い込んでいることは多い。
このような「常識」を検証するためには、たった一つの問いをすればよい。
「それは事実か?」
上の例では、そもそも、今のやり方以外のやり方を検討したことがあるのかどう
かが問われなければならない。普通に考えられる方法をいくつか挙げてみて、
評価すべきポイントを明確にし、それぞれについて、客観的に、できる限り数量
に基づいて、評価してみる。その上で、「一番」であれば、現在の前提の下では
「一番」であると考えてよい。
このような過程を踏んでいれば、先の質問に客観的に答えることができ、条件
付きであるが、「常識」は正しいことになる。
問題を抽出するときも、解決案を考えるときも、常に同じで、それがどの程度
客観的な情報で支えられたものかを考えるべきだ。
そのためには、普段から、数量など、なるべく客観的な情報に基づいて、考え
ル必要がある。
ものごとを表現するときも、同様に、数字や、客観的なもので表現するように
しよう。
日ごろから意識していると、感想や思い込みと事実が峻別できるようになる。
人の話を聞くときは、このような点を意識してみよう。
そうすると、こういいたくなるはずだ。
「それは事実か?」と。
これが、問題解決の第一歩だ。


