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最善より次善 専門家気取りのおろかさ

「この業務は自分が社内で一番詳しい。だから、この業務に関しては自分の判断

が一番正しい。」そう思っている人があなたの周りにいないだろうか。

これは、特に間接部門の担当者が陥る典型的な間違いである。

彼らがこの業務に「社内」で一番詳しいのは正しいだろう。でも、それは今行わ

れている方法で業務を行う場合と言う前提条件がついていることに気づく必要が

ある。


もし判断すべきことが、なんらかの事情で業務を変える必要がある場合などは、

外部の専門家の意見や、新たな方法で業務を行っている他社の事例を調べるべき

かもしれない。


多くの場合、彼らは、業務を行っていない人が気づかないような些細な事をもと

に、新しい施策に反対する。でも、会社全体としては、それは些細なことに過ぎ

ない。それにこだわって会社全体に価値がある施策を放棄すべきではない。


よく言う「総論賛成 各論反対」はこのような事情で起こる。


全体としての施策はいろいろな理由で否定しがたい。でも、自分が当事者となる

部分については自分が専門家だ。その自分が施策は間違っていると判断するので

あるから、行うべきでない。と、いうのがその根拠になっている。


だが、施策は、ブレークダウンされたより詳細の施策が実行されて始めて効果を

あらわす。だから、専門家たるもの、総論が正しいのであれば、それを可能とす

る方法を考え出すべきである。それができてこそ、プロのビジネスマンと言える。


狭い範囲の最善より、全体の次善のほうが優先する。世に言う「全体最適」とは

このような割り切りをしなくては、成し遂げられない。

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