最善より次善 完全主義の弊害
ビジネスに確実なことは何もない。今日の常識は明日には覆るかもしれない。
だから、多くの場合、個々の仕事を完璧に成し遂げるよりも、日々起こる問題
を解決していくことに時間を割くべきだ。
ビジネスに限らないが、世の中は不確実だ。だから規模の差はあれ問題は常に
起こっている。誰の目にも明らかなものもあれば、注意深く分析しないとわから
ないものもある。目立つものが重要とは限らない。積極的に問題を探さなければ
ならない。
しかし、多くの場合、日々の仕事にかまけて、問題は放置されている。前任者が
行ったとおりに仕事をこなせば、とりあえず問題になることはない。そう思って
いないだろうか。
だから、新たな問題を見つけるよりも、現在行っている業務の精度を上げ、完璧
に成し遂げることに知恵をしぼるのようになる。たしかに、一見、あなたの仕事
は、前任者のときよりも、うまくいっているように見える。
しかし、前任者のときに必要な水準に達していたのであれば、より仕事が完璧に
行われるだけであるならば、あなたがもたらす付加価値は増加しない。増加する
のは、あなたの仕事がより早く終わるようになるか、効率が上がって、あなたが
他の仕事に取りくめる場合だけだ。
だから、業務を完璧に仕上げることよりも、新たな問題を発見し解決することが
重要なのだ。落ち着いて周りを見回すと、あなたが直接関係する範囲でも問題は
たくさんあることがわかるだろう。つまり、見つける気があるかどうかで問題が
発見できるかどうかは決まる。そして、見つけることができた問題は何らかのか
たちで対処できる。見つけることができなければ手が打てず、気づいたときには
手遅れになりかねない。


