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ロジックツリーの使い方

実のところ、ロジックツリーが効果的かは、最初の課題の設定で、ほぼ決まっ

てしまう。

あまり、いろいろあげずに、端的に、困ったことを一言であらわすのがコツだ。

なぜかというと、いろいろとあげたいことは、その一言であらわしたい課題の

分解された構成要素であることが多いからだ。


例えば、「売上が思ったように上がらないし、値引きしたら、原価割っちゃ

うし、がんばって営業をかえているのだが、営業費ばかりかかっていて、

・・・・」というのをそのまま課題にしても、どうしてよいのかわからない

わけだ。

例えば、これを「営業利益率が悪いのはなぜ」と課題を置くと、これらは、

その構成要素になってしまう。なぜならば、営業利益は、売上と、原価と、

費用から成り立っているので、それぞれについて、問題を整理すればよいから

だ。で、それぞれについて、対策を具体化できれば、下位は上位に因果関係が

あるので、上位の課題は解決することになる。

この例だと、既存のフレームワークだと、ROAツリーがある。ROAを主要な課題

において、財務指標で、これを分解したものだ。


もちろん、とりあえず、「売上が上がらない」を課題に置くこともできる。

だが、その場合、それが解決したとしても、営業利益率が上がるとは限らない。

なぜならば、営業利益率は、売上だけでは説明できないからだ。


このように、自分が組んだロジックツリーは、あくまで、自分の視野のなかの

ものにすぎない。一段高い視点から見た場合は、より大きなツリーの一部と

いうことになる。


だから、ロジックツリーを使うには、課題を分解していく技術である、MECE

や、上位と下位をつなぐ因果関係の整理も重要だが、なによりも、最初の課題

を、より本質的なものから始めることが重要になる。


表面に見えるものを一段抽象化したもの、自分の一段上のポジションから見た

場合、問題となるもの、そういったものを意図的に選ばないと、単に部分を

説明したものになってしまい、うまくツリーが展開できないず、洗練された

分析ができない。

おおきく、全体から見ていくのがポイントだ。(森をみる。)

そして、分解していくと、次第に具体化されていくわけだ。数字とかで疑問の

余地なく測定できるようなレベルまで掘り下げる。(木を見る。)

そして、最後に、ロジックツリーが、各レベルでMECEになり、上位と下位に

因果関係が成立しているか確認する。(また、森をみる。)


これが、ロジックツリーをうまく使うこつだ。

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