ロジックツリーとはなにか
さて、ビジネスで直面する課題やその解決を整理する上でフレームワークが
有効であるが、一方で、フレームワークにこだわりすぎてしまう人がいる。
多くの書物を収集し、熱心に、セミナーに出席し、常に新しいフレームワーク
を探している。
確かに、世の中で広く使われ、有効であることが実証されたフレームワークは
完成度が高く、問題解決を効率化するが、既存のフレームワークがなければ、
問題解決ができないわけではない。
実際問題として、あなたが直面する問題は、あなたの置かれた特有の状況に
依存しているはずだから、往々にして、既存のフレームワークは、ぴったりと
当てはまらないはずだ。
特に、「マーケティングとは」とか、「経営戦略とは」とか、大上段に振り
かぶらず、身近な問題を解決したい場合に、ぴったり当てはまる既存のフレー
ムワークを見つけるのは難しい。
では、どうすればよいか?答えは、フレームワークを自分で作ればよいのだ。
フレームワークは、課題やその解決を整理するための道具に過ぎない。例えば
課題を理解するためのフレームワークであれば、それは、その課題を理解し
やすいように、論理的に分解することが重要なのだ。
この観点から言うと、既存のフレームワークは、よくある課題に対して、
普遍的に、分解したものに過ぎない。
だから、特定の課題について、自分で分解したとして、その課題について、
既存のフレームワークより劣っているわけではない。あなたの作ったフレーム
ワークは、あなたの課題に特化しているか、または、洗練されていないだけだ。
ロジックツリーは、まさに、自分で、特定の課題について、分解・整理する
ための技術だ。
特定の課題に対して、MECEを使って、ツリー上に、その課題を分解していく、
ツリーが展開するにつれて、次第に、課題は具体的になり、原因の特定や
対策の立案が容易にできるようになる。
そのツリーのなかでは、同じレベルは、MECEなので、抜け漏れは発生しない
し、下位(分解された結果)は上位(分解されるもの)の説明になっている。
これによって、下位からさかのぼっていくと、論理的に上位は説明できるわけ
だ。

