フレームワークの基本 マトリックスチャート
一次資料から、ある程度仮説ができてきたときに、それをまとめていくのに
有効なのがマトリックスチャートだ。
一次資料の分析では、例えば、タイムラインであれば、時系列の分析という
ことになるし、パイチャートであれば、ある要素の構成比ということになる。
これと、物事の結果や他の要素との関係を図であらわしていくと、マトリッ
クスチャートとなる。
簡単に言うと、マトリックスチャートは複数の属性の相関関係を示している。
ある要素の分類を横軸にとり、分析したい結果を縦軸にとったとして、それ
ぞれの事象を点で書き込んでいくと、もし、相互に強い関係があれば、
右上がり、または、右下がりの直線状に事象が分布している。
このようなケースでは、両者は関係が深いので、これを基にして、仮説を
立てることができる。
例をあげると、ある商品群の売上を見ると、販売価格にしめる原価率と売上
に正の相関があったとして、仮説としては、「原価率を下げれば、その品目
の売上が上がる。」と考えることができる。
もしこれが成り立つとすると、ひたすら値引きをすれば売上が上がることに
なる。当たり前のような気がするが、本当か?ここから分析が始まるわけだ。
マトリックスチャートそのものは、結果の関係を示したものであり、因果関係
を示したものではないので、鵜呑みにはできない。
上の例であれば、原価率が低い商品群は、量販店向けの商品で、特定のチェー
ンと深いパイプがあるため、大量に扱ってもらえているのかもしれない。
この場合は、低い原価率は結果の可能性が高いため、他の販路の商品を値下げ
しても売上が上がるとは考えにくい。
このような、問題点に気をつける必要はあるが、相互関係を検討するのは、
仮説を作るうえで、重要なステップであるので、迷ったら、マトリックス
チャートを作ってみよう。

