フレームワークの基本 タイムライン
仕事をうまくこなすための、一番の基本となるフレームワークは、タイムライン
だろう。
縦軸でも、横軸でも良いのだが、時間の経過が示されていて、出来事が起こった
時間(年とか、日付とか、時間とか)と出来事が記入されている。
これの一番簡単な例は、学校で歴史の時間に使った年表ということになる。
「そんなもの、いまさら言われなくても知っている。」とあなたは言うかも
しれない。
では、仕事で、タイムラインをまとめたことがあるだろうか?
「ある。いつも、作っている。」という人は別として、あまり作ったことがない
のであれば、仕事に取り入れることを考えてみよう。
まず、仕事に関わる問題を分析する必要がある場合は、たいてい、複数の出来事
が時間をおいて連続的に起こっていることが多い。
そのような場合、まずやるべきことは、それぞれの出来事がどのような時系列で
起こっているかを明らかにすることだ。
例えば、何か事件や事故が起こった場合、状況が輻輳して実態がわからないこと
がある。その場合、「いつ」何が起こったかを並べていくと、問題が整理され
わかりやすくなる。
例えば、事故の場合、事故の発生時点から報告までの時間が長くかかっていると
言うことがまずわかり、次に、その間に起こったことにより、その理由がいくつ
か仮説として想定できたりする。
同様に、事故の原因と考えられる事象の発生から記入すると、それから事故
までの時間の長さが通常より長い場合など、その間に起こった出来事により、
想定していない原因の可能性に気がついたりする。
つまり、タイムラインは、時間を置いて複数の事象が発生する問題を「一次」
整理するためのフレームワークと言える。
「一次」整理なので、とにかく作ってみることが重要だ。その目的は、時系列
での事象の整理と、それによる、情報の欠落の発見だ。
タイムラインを整理することにより、例のような不自然な時間の「空き」を
知ることができる。また、これにより、思い込みが間違っていることに容易に
気づく。
作成のコツとしては、タイムフレームを必ず決めて作成することだ。例えば、
1日とか、1時間を1行と決めたら、たとえ対応する事象がなくても、行を
省略してはいけない。
また、分析の粒度は、タイムフレームに依存するので、1時間の空白が問題と
なりそうであれば、1時間またはそれ以下のタイムフレームとするのがよい。
他のフレームワークと同様、抜け漏れの発見が一番重要なのだ。

