MECEはなぜ重要か
このMECEが、なぜ、重要かというと、あることは、かならず、ある構成の
どれかに属していて、どこにもないとか、二つ以上の構成要素に属している
などということが、ありえないと言う点にある。
これが成り立っていくと、さらに、どんどん分解していったとして、最後
まで分解されたものを全部寄せ集めると、分解する前のものと同じはず、
正確に言うと、分解する前のすべてを説明しているはず、ということになる。
これが保証されて、初めて、分解と統合をコントロールできるわけだ。
MECEが成り立っていなければ、ある問題に対して、その原因をあげたと
して、それ以外の原因がないのか、判断ができないということになる。
そうなると、その原因それぞれを解消する対策を考えたとして、その対策を
すべて実施したとしても、問題が解決するとは限らない。なぜならばうたれた
対策で、みのがされた問題が、解決できる保証がなく、そのため問題が解決
しないかもしれないからだ。
また、因果関係をきちんと整理できず、ダブって原因があげられた場合、解決
案を評価することが難しくなる。
MECEになっていれば、どの対策が、どの原因に有効かを考えるとき、
一番カバレッジが広いものを選んだりとか、違う原因に有効な複数の対策
を組み合わせるといった判断が可能となるが、もとの原因がダブっていたり
するとこの判断をゆがめてしまうのだ。
結果として、タイムリーで効率のよい判断ができなくなるということになる。

